第五回「世界各地 驚きの葬儀風習」月イチ連載「村田雄麻の終活コラム」

第五回「世界各地 驚きの葬儀風習」

川崎清風霊園の村田雄麻がタブーなしで終活や葬儀、供養について斬る込む終活コラムです。


日本国内にも様々な葬儀の風習がありますが世界には日本人の我々にとっては驚愕とも言える様々な葬儀の風習があります。
その一端をご紹介します。
 
 

<チベットの鳥葬>

世界の屋根と例えられるチベットは広大な高原地帯で東部地域では平均高度が約3,000m、西部地域では約5,000mにもなります。
そんなチベットで今も行われているのが“鳥葬”で、遺体を鳥に食べさせるという葬儀の風習です。
何でそんな残酷な…と思うかもしれませんが、チベットの方々は「魂のなくなった肉体を鳥に与え、鳥とともに空高く舞い上がり、天に還る」と考えています。
それと高原地帯という土地柄火葬にする木材が不足しており岩場や凍土が多くの地域を占め土葬にも向かないという理由もあるようです。
奇習とも言われるチベットの鳥葬ですが理にかなっているようです。
 

<古代から変わらぬエジプトのお墓>

世界に先駆け、高度な文明を持ちピラミッドでも御馴染みのエジプトですが、死生観は古代から今に致るまで変わりません。
エジプト人は死んだらあの世で生き返り、永遠の生を受けると考えています。当時、ミイラづくりが盛んだったのもそのためで、肉体の形を残しておけば、魂がそこに戻って再生復活すると考えられていたんですね。
ピラミッドをはじめとした墓は死者の家であり、その家の中には社会的地位によって異なりますが生前使っていた家具や化粧道具、玩具、楽器などの生活用品や豪華な副葬品を入れたとされています。
今でも愛する人と別れたとしても、いずれ再び会える。現世では苦労に満ちていたとしても楽園では、何不自由なく幸せに暮らせる。そんな願いは脈々と受け継がれています。
 

<オーストラリア アボリジニ人の食葬>

オーストラリアの先住民族アボリジニ人の葬儀習慣はショッキングです。
勇者が亡くなるとその勇気を自分の物とするために遺体を食べるという風習です。
そこには一族を守るために強くありたい、祖先は偉大なる創造主という死者を敬う心から生まれた習慣です。
但し、現在は感染病予防のために政府によりこの習慣は禁止されています。
 
この他にも世界にはインドのガンジス川に流す水葬やアフリカマサイ族の獣葬など様々な葬儀習慣が存在します。
火葬を習わしとしており99.9%が火葬の日本ですが、未だに一部の地域では土葬も残っています。
 
次回は「日本にもこんな葬儀習慣が…」をお届けします。

 

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