第二回「樹木葬について」月イチ連載「村田雄麻の終活コラム」

第二回「樹木葬について」

川崎清風霊園の村田雄麻がタブーなしで終活や葬儀、供養について斬る込む終活コラムです。


今、葬儀の世界では樹木葬が人気です。
あまり接したことの無い方にとっては“樹木葬は土に散骨して周りに木を植える”といったイメージでしょうか。

では樹木葬の定義とは何なのでしょう?

ウィキペディア(Wikipedia)によると「樹木葬(じゅもくそう)は、墓石の代わりに樹木を墓標とする墓のこと。墓地、埋葬等に関する法律による許可を得た墓地(霊園)に遺骨を埋葬し、遺骨の周辺にある樹木を墓標として故人を弔う方法である。遺骨を埋葬するたびに新しい苗木を1本植えるケースや、墓地の中央にシンボルとなる樹木を植え、その周辺の区画に遺骨を埋葬するケースなど様々な方法がある。 墓地によって、全体を樹木葬墓地とする場合と、一般墓地や芝生墓地と樹木葬墓地を併用する場合がある。」とあります。

定義が広いですね。
定義が広いので様々なバリエーションを生み、事情や要望に適したお墓が選べるのも樹木葬が人気の理由の1つです。
バリエーションを大別すると下記のようになります。
 
■庭園タイプ…都心部に多く、シンボルツリーや花木を植え、ガーデニングが施されているタイプ
■公園タイプ…墓域をマウント状にして芝生を植えるなどし、1~数本の樹木を墓域に植えるタイプ
■里山タイプ…自然保全の目的を持ち、1 区画に 1 本ずつ樹木を植えるタイプ
 
人気の理由として他には、今後お墓の後継者がいなくなるからとか比較的お安めという点もあります。それはどちらかというとご遺族が決めることかもしれませんが、自分が亡くなった場合、最後は自然や緑に還りたいというお考えや遺族に経済的負担をかけたくないから樹木葬を希望するという方々が増えています。
 
お墓に関するポータルサイト「いいお墓」によると
2018年に購入したお墓の種類第一位は「一般墓」41.2%でしたが、
2019年ついに購入したお墓の種類第一位は「樹木葬」41.5%に逆転しました。
第二位は一般墓ですがその割合は27.4%となっています。
全国調査を開始した2010年時点では約9割が一般墓との事ですので10年間で消費者の好みが大きく変わった事が読み取れます。
 
樹木葬のタイプ別では、
第一位 「庭園タイプ」 59.6%、
第二位 「公園タイプ」 25.9%、
第三位 「里山タイプ」4.1%となっています。

お墓のタイプとは別に将来的に管理できる後継者がいなくても霊園側で一定期間供養してその後に合祀するという永代供養墓も人気です。

樹木葬を含めた永代供養墓購入者の購入動機では、
第一位「子どもに迷惑をかけたくないから」50.7%
第二位「後継者がいないから」40.5%
第三位「比較的リーズナブルだから」33.8%との結果が出ています。
※出典:「いいお墓」
 
少子化、長寿化、経済的不安など現代社会の特徴が如実に出ていますね。
2020年の結果はまだですが昨年はコロナ禍で過去にない特別な年だったのでどのようなアンケート結果になるのか興味深いです。
 
最後に、川崎清風霊園にも永代供養墓が4タイプあります。
お値段も18万円からとリーズナブル!
是非ご検討下さい!
 
次回は「変化が求められているお墓販売のあり方」をお届けします。
 
 
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