第一回「お墓が不要な時代か来る!?」月イチ連載「村田雄麻の終活コラム」
第一回「お墓が不要な時代か来る!?」
川崎清風霊園の村田雄麻がタブーなしで終活や葬儀、供養について斬る込む終活コラムです。
みなさまはじめまして、川崎麻生区にある川崎清風霊園という霊園で働く村田雄麻と申します。
仕事を通じて感じた事やこれはおかしいだろうという事、やってはいけない事など業界の不文律を無視してタブーなしでお届けしたいと思います。
まず一回目は「お墓が不要な時代が来る!?」です。
そもそも、このタイトルからして怒られそうですが、そうなったらその時。謝って回ります。
お墓は故人のお骨を納めて、ここに魂が眠っているんだ。といった気持ちでお墓に訪れ、手を合わせるための存在です。でも最近は墓じまいといってお墓を撤去して更地にし、霊園やお寺の管理者にお墓を返す人が多いのも事実です。これは少子化、核家族化、非婚化の結果お墓の維持やお墓参りの負担がかかりすぎて手放さざるを得なくなったことによります。
お墓維持の負担は大したことがないので今すぐ手放すこともない。けれど、お墓参りは遠すぎてなかなか行けない。といったケースではお墓が荒れ果ててしまうという事もよくあります。今年特有の事情ではコロナ禍で外出を控えておりお墓参りに行けないという事もあるでしょう。
そんな方のためにお墓そうじ代行やウエブお墓参りといったサービスを提供している会社さんもあります。
供養は手間暇をかけてお墓に行って、物理的なお墓に向き合う事で自分の心と向き合うといった側面もあります。理想で言えばお墓参りは必要だと思うのですがコロナや懐事情、身体的な負担、非婚化で子供がいないなど様々な理由でやむなくお墓を手放す人が多いこの時代。
仕事柄絶対お墓は必要だ!と言いたいのですが…
困った時代です。
次回は「樹木葬について」をお届けします。