臨床心理士 濱田華子さん

濱田華子さん

1960 年、東京大学法学部卒。
’85年横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了。
'88年臨床心理士資格取得。
『R. ボスナックの体現的ドリームワーク』(創元社)監訳。

私の「エンディングノート」

Q.人生の最後に食べたいもの(最後の晩餐)
美味しいスープ
Q.人生最後に行きたいところ
砂漠
Q.天国に持っていきたいもの
何もいらない
Q.天国で会いたい人
皆さんとはいつでも会えると思うので、特定な人はいない。この世で“千の風”になりたい。
Q.生まれ変わったらなりたい職業
サイコロジスト


しっかり悲しめる 心に納める

家族を経験し直すことで、死を受け入れることができる

た人が相談に訪れる。なかでも多いのは、家族の死を受け入れられずにいる人だ。
「〝防衛〟というのですが、人間の心には、自分が危うくならないように働く機能があります。受け入れがた い家族の死は、『もう、これはしかたがないこと』と思い込もうとする。でも、私から見れば、それでは本当に死 を受け入れたとは思えないのです」
では、どうすれば親しい人の死を受け入れることができるのか。それは、「もう一度、家族を経験し直すこ と」と、濱田先生。亡くなった方と自分との関係をじっくり見つめ直し、『これが私たちの家族だったのだ』と いうところまでしっかり向き合い、自分の中に収めることができれば、それがグリーフケアにつながるという。
「死を自分で受け入れ、自分の中に抱き取る。亡くなったことは悲しいけれど、それが人の世の流れだと思え るまで、しっかり悲しみを感じることが大切です。辛いからと、悲しみを軽くしてはダメ。十分悲しむことです」
悲しみを癒す方法はいろいろある。故人の遺志を継ぐのもひとつだろうし、故人を思い出して一緒の時を過ご すことも、癒しにつながる。
また、「関係がよくなかった相手とでも、その人を思い出すことによって、亡くなってから和解できること もあります」と、濱田先生。これはご自身の体験で、自分に対して常に支配的で反発していた母親が住んでい た家を訪ねたとき、「母は孤独だったのだ」と初めて気づき、心から母親と和解できたという。
「自分の心を見つめることで、解決策が見つかることがあります。こんな時代ですから、生きにくさを感じることも多いと思うのですが、生きにくさはその人の宝物です。生きにくいからといって人より劣っているとは考えないで、自分の発見のためにも相談に来てもらえれば、と思います」


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