メグミデンタルクリニック 東京入れ歯研究所 院長歯科医師 柳田智恵子さん

柳田智恵子

やなぎだちえこ●1983年、日本歯科大学卒業。東京医科歯科大学・補綴教室勤務を経て、

1993年、江戸川区にて歯科医院を開業。2006年、保険診療の枠に捉われず、

本当に満足できる入れ歯を可能な限り1日で作りたい、と入れ歯を主に扱う東京入れ歯センターを併設。

2011年、メグミデンタルクリニックに名称を変更、千代田区に移転し、さらに東京入れ歯研究所を併設。

女性ならではの視点で、美しくなれて機能性の高い入れ歯を提供している。

尊厳死の普及活動を行う日本リビングウィル協会の代表も務める。

●メグミデンタルクリニック

 東京入れ歯研究所 院長

NPO法人日本リビングウィル協会 

 代表

私のミニエンディングノート

*人生最後に食べたいもの(最後の晩餐)

 コーヒー

*人生最後に行きたいところ

 サウナ

*天国に持っていきたいもの

 家族の写真

*天国で会いたい人

 尾崎豊(歌手)

*生まれ変わったらなりたい職業

 今と同じ、歯科医師

  • 柳田智恵子さん
  • 丁寧なカウンセリング歯科医としての技術も柳田さんの人柄が映し出されている
  • 「人生の片付け整理術」

最高の入れ歯でアンチエイジング

落ちる〟〝痛い〟〝うまく発音できない〟入れ歯の三大悩みを解決する

 

 歯科医師の柳田智恵子さんが院長を務めるメグミデンタルクリニック(東京入れ歯研究所)は、即日完成の入れ歯治療を得意とする歯科医院だ。

 通常、入れ歯ができ上がるまでに、 3週間はかかる。即日完成で持ち帰れるというのは、腕のいい技工士が常駐して医師と技工士が互いの技術を結集し、その人に合った最高の入れ歯を提供している。

 「入れ歯には、〝落ちる〟〝痛い〟〝うまく発音できない〟といった問題が生じやすいのですが、その人の口の状態に合わせたちゃんとした入れ歯を作れば、そんな問題はそもそも起こらないのです」と柳田さん。

 保険診療ではなく、自由診療で提供しているのも、「噛み合わせなどの調整にとことんこだわって、満足のいく形で仕上げたい」と思ってのこと。「安くても、2回、3回と作り直さなければならなくなることを考えれば、1回で納得のいく入れ歯を

作ったほうがいいでしょう?」と、柳田さんは屈託のない笑顔をのぞかせる。

 

女性医師ならではの目線で美容やプライバシーにも配慮する

 

 1日1名としているのには、患者のプライバシーを守るというねらいもある。一般的な歯医者のように、カーテン1枚で仕切られているだけだと、「では、外してください」という医師の言葉で、周囲に入れ歯であることが知られてしまう。それが恥

ずかしくて、近所のクリニックに通えなくなった、という話はよく聞く。女性にとって、入れ歯はデリケートな問題なのだ。

 一方で、歯の治療には、時間がかかる、予約がとりづらい、通いきれない、痛いなど、抵抗を感じている人が少なくない。

このような現状に対し、柳田さんは、「治療をせずに放っておいたり、途中でやめてしまったりというのが、歯にとっては一番よくないんです」と心配する。

また、歯がなくなると、あごが上がってつぶれた顔になる。すると、ほうれい線のしわが深くなったり、鼻の下の縦じわが目立ったり、いわゆる〝おばあ

ちゃん顔〟になってしまうのだそうだ。

 さらに、「合わない入れ歯を使っていると笑顔が不自然になる」。笑っているのに上の歯がまったく見えなかったり、逆に歯茎まで見えるような笑い方になってしまったり。「歯並びや歯の形、色などで、顔の印象は大きく変わります。できるだけ本人の歯があった頃と同じような歯並びを再現して、きれいな笑顔を取り戻してあげたと思っているんです」と、女性ならではの細やかな視点を生かした治療を行っている。

 「入れ歯ですから、もちろん噛み合わせは大事です。でも、作り方によっては、口の周りのしわやたるみの原因になってしまうものなので、十分気を付けて仕上げるようにしています。〝5歳若く見える入れ歯〟が目標です」

 

よりよい老後を実現するために入れ歯治療とリビングウィル

 

 明るい笑顔と親しみやすい雰囲気でどんな患者の緊張もときほぐしてしまう柳田さんは、日本リビングウィル協会の代表でもある。

 リビングウィルとは、延命治療や死後のことについて、自分の意思を遺しておくという考え方のこと。入れ歯の悩みを聞いているうちに、入れ歯がもとで引きこもりやうつになってしまっているという深刻なケースに直面することもあるというが、そんなときは、「自分に合った入れ歯を手に入れてもらうことで、その人の人生が少しでも、明るくよりよいものになれば」と信じて治療を行っている。

 「老後をよりよく生きることにつながるという意味では、入れ歯の治療を行う歯科医としての活動も、リビングウィル協会の代表としての活動も、根っこは同じなのかもしれません」


書籍紹介

『人生のかたづけ整理術』

(ダイヤモンド社)

日本リビングウィル協会代表

柳田智恵子

「モノ」「お金」「お墓」「葬儀」そして「死に方」の5つをテーマに、

わかりやすい事例とともに、かたづけの必要性、うまくかたづけるコツ、

お墓や葬儀の基礎知識などもまとめた一冊。

日本リビングウィル協会での活動を10 年以上続けてきた著

者が多くの経験をもとに語っている。


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