福昌寺・飯沼康祐の 旬をいただく精進ごはん

長月
十五夜のお月見パーティー

飯、芋ご飯のおにぎり
汁、焼き茄子の赤出汁
菜、お狐田楽
菜、菊と焼き椎茸のお浸し
甘、三色団子



秋の実りに感謝しながら
家族で楽しむ月見の宴

旧暦の8月15日は十五夜です。 旧暦では 7、8、9月を秋としており、真ん中にあたる月の満月ということで「中秋の名月」と呼ば れるようになりました。奈良、平安時代の貴族は月見の宴を催しては和歌を詠んだり、管弦の演奏を楽しんだりしたそうです。江戸時代に入ると、庶民の間にも月を眺めながら五穀豊穣を祈る行事として定着しました。
そして月見に欠かせないのが月見団子。この時期収穫される里芋などの芋類をお供えするので 「芋名月」とも呼ばれますが、昔は十五夜のお供え物に限っては他所の家から盗んでもいいとされ、盗まれた家は豊作になるという言い伝えまであったそうです。現代ではおすすめしにくい風習ですが、なんとも微笑ましいです。
また、9月9日は重陽の節句 です。「菊の節句」とも呼ばれ、菊を供えたり、食したり、菊を浮かべた菊酒を飲んで不老長寿や無 病息災を祈る日。同じく9月9日は「おくんち」と呼ばれ、この日に茄子を食べると中風(風邪の症状)を病まないとする言い伝えもあります。
今回は、じゃがいもを使ったカレー風味の芋ご飯で満月のような真ん丸おむすびを握り、おくんちにちなんで茄子を味わう赤出汁、ススキの陰から狐も喜びそうな油揚げを使った田楽、すだちを利かせた菊の花のお浸し、そして三種のあんを添えた月見団 子でパーティーメニュー風にととのえてみました。秋の澄んだ空気の中、月を眺めながら秋の夜長を風流に楽しみませんか。

この〈油揚げとコーンの田楽〉がおすすめ!

油揚げとコーンの田楽

「田楽は 昔は目で見 今は食い」 これは江戸時代に詠まれた川 柳です。田楽とは平安時代に 起こった伝統芸能で、田植え前 に豊作を祈る田遊びから発達 したものです。豆腐を串に刺し て焼いた形が、一本足の高足に 乗って踊る田楽法師の姿に似 ていたことから、田楽と称して 食されるようになりました。 豆腐、蒟蒻、茄子、里芋など それぞれに味わい深いですが、 今回は油揚げとコーンでアレン ジしてみました。甘辛い田楽味 噌に練りこんだコーンのプチプ チ感が、香ばしいパリパリの油 揚げにぴったりです。田楽とい うと、ついつい食べ物を想像し てしまいますが、豊作を切に祈 る伝統文化が源にあることも 知っておきたいですね。

 

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