福昌寺・飯沼康祐の 旬をいただく精進ごはん

睦月
新春若草の精進御膳

飯、パセリと沢庵の御飯
汁、蕪のお雑煮仕立て
菜、大根の唐揚げ 柚子味噌田楽
菜、サラダ法蓮草と椎茸のサラダ
菜、三つ葉の白和え



松の内の終わりの七草は
お釈迦さまの説かれた中道そのものです

年越し蕎麦をすすり、除夜の鐘の音を聞き、初詣に行って手を合わせる。なんと風情がある一日でしょう。「一年の計は元旦にあり」とはよく言ったものです。
「盆と正月が一度にきた」という言葉や「もういくつ寝るとお正月~♪」と歌われるぐらいお正月は心躍るものです。しかしそれ故、お酒を飲みすぎたり、カロリー過多になったりと体調を崩した覚えのある方は少なくないでしょう。
ご存知、七草粥は松が明け、年神さまがお帰りになる7日(一部地域では15日)に頂くものであり、正月の終わりを告げる一杯とも言えます。平安時代に大陸から伝わり、江戸時代には一般的に食べられていたそうです。七草とはせり、なずな、ごぎょう、はこべ、ほとけのざ、すずな(蕪)、すずしろ(大根)を呼びます。雪中から生えた若草は生命力が強いとされ、消化の良い粥に炊き込み、疲れた胃腸を整え、邪気を祓い、無病息災を願います。疲れた胃腸に優しい七草粥は、お釈迦さまの説かれた中道の教えそのものだと思います。中道とは良い塩梅、どちらにも偏らないこと。古来より親しまれてきた身近な行事はそれを教えてくれます。
今回は手に入りやすい冬の葉野菜をふんだんに用いた一汁三菜仕立てです。蕪や大根の定番七草をはじめ、香りの強いパセリ、三つ葉、そして名前からして御利益のありそうな法蓮草を美味しく召し上がって頂きます。最後になりましたが、新年を迎え皆さまのご多幸を心より祈念申し上げます。

この〈パセリ〉がおすすめ!

 1月7日直前になると店先に七草セットが賑わいます。このセットがあるお蔭で七草粥にありつけると言っても過言ではないでしょう。今回は、理にかなった七草の教えをいつでも味わうために、手に入りやすいパセリを使ったご飯を紹介します。彩り用としてのイメージが強いパセリですが、ビタミンC含有量はレモンよりも高く、カロテン、カルシウム、鉄分も豊富に含まれており、栄養面からも飾りにしておくのはもったいない野菜の一つです。美味しく炊き上がった御飯に、粗く刻んで炒めたパセリと七草の一つである大根(沢庵)をたっぷり混ぜて、食感が良く香り高い御飯に仕上げました。おにぎり、お弁当など様々なシーンで喜ばれること間違いありません。自分なりの七草を探し、年神さまが長居したくなるようなアレンジレシピを添えてみてはいかがでしょうか

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