NPO 法人 エンディングセンター理事長井上治代さん

NPO法人 エンディングセンター 町田事務所

エンディングセンターは町田の他に大阪・高槻にも桜葬墓地があり、会員は関東、関西合わせて2123名(2013年4月1日現在)。
会員墓地は合計2682区画あり、2288区画が契約済み。
毎月、見学会が開催されている
町田市真光寺町318-12
042-850-1212
営業:10 〜16時/休業:木曜

http://www.endingcenter.com

私の「エンディングノート」

Q.人生の最後に食べたいもの(最後の晩餐)
なし(死ぬ前には食べられないだろう)
Q.人生最後に行きたいところ
自然が美しいところ
Q.天国に持っていきたいもの
家族の写真
Q.天国で会いたい人
両親と姉
Q.生まれ変わったらなりたい職業
今と同じ研究者ともの書き

 

  • 井上治代さん
  • 町田市にある桜葬墓地。大きな桜の木の下は個別の区画に分かれていて、ひとつの墓を形成している

桜葬墓地でつながる“墓友”と支え合う

お墓がない! 多様化する家族の形と葬送を考える

NPO法人 エンディングセンターの理事長で東洋大学ライフデザイン学部教授の井上治代さんは、30数年前に母を亡くした。「お墓を買おうとしたら、やがて無縁になると言われたのです。私も姉も長男と結婚したので、後継ぎがないからダメだと」。当時はまだ、跡継ぎを必要としないお墓はなかった。離婚した人やシングルの人、子どものない夫婦など、同じ理由で入るお墓がなくて困っている人が意外に多いことも分かった。
「これは個人の境遇の問題ではなく、社会問題だと気づきました。家族の形が多様化しているのに、社会が対応できていない」。そう考えた井上さんは、1990年に「21世紀の結けつえん縁と墓を考える会」を立ち上げた。結縁とは、家族だけでは介護も看取りも葬送もできなくなった時代の、助け合いの絆を意味する。

桜の木の下に脱継承、自然志向の墓を実現

10年間の「考える会」の活動を経て、いよいよ自分たちの理想の墓をつくろうと、エンディングセンターに改名。2005年に「桜葬」を実現した。桜葬は樹木葬の一種で、桜の木を墓標として、外柵や墓石を設けず、個別区画が隣接してひとつの墓を成している集合墓。継承を前提としないこと、自然に還ることが特徴だ。「なぜ桜をシンボルにしたかというと、日本人は古から桜を愛でてきたし、入学式や卒業式など人生を見届けてくれる木だから。みんなが共有しながら眠るのに適しているのです。集合墓は住宅でいえば、一戸建てでなくマンション。一戸建ては後継ぎが絶えれば草がぼうぼうになって朽ちていくけれど、マンションなら建物全体はきちんと管理されているから大丈夫」(井上さん)。
さらに家族の代替機能も備えているのも特徴で、生前契約をしておけば、家族に代わって死後の葬儀や手続きなどを担う「エンディングサポート」も行っている。

墓友を持つことで、明るく前向きな終活を実践

エンディングセンターでは毎年桜の咲く頃に「桜葬メモリアル」という合同祭祀を行っており、その他に語り合いの会や勉強会なども開催。桜葬墓地を介して縁を結んだ人たちの、緩やかなつながりも生まれた。「〝墓友〟と呼んでいるのですが、一般的な一戸建てのお墓ではなく、自ら桜葬を選んだというだけで、何となくお互いに信頼し合える。それぞれに大変な事情を抱えているのですが、語り合いの会で話すことで元気になったり。お墓が決まると心配ごとがなくなって、終活もさらなるステップに進むようです」と井上さん。墓友の間で最近人気なのはグループホームなどの施設見学会や、書道や俳句、ウォーキングなどのサークル活動も盛んだという。
桜葬墓地の標語は「あなたが生きたこと、忘れない」。墓友がいれば、お墓に入っても寂しくなさそうだ。


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