年間約1000万人が訪れる大本山 成田山 新勝寺
関東の霊場として知られ、お正月3が日で約300万人と、大いに賑わう成田山 新勝寺。広大な敷地には重要文化財が点在し、気軽に仏教に触れられる体験・講座も充実している。
大本山 成田山 新勝寺
成田駅から総門まで続く表参道は門前町の情緒たっぷり。飲食店や土産物屋が軒を連ねている
成田市成田1
0476-22-2111
参拝:8 ~ 16時
http://www.naritasan.or.jp/
大切な人へ“ありがとう” 今見つめ直す、命をつなぐ絆
成田山新勝寺は、平将門の乱の平定を祈願し護摩祈祷を行った寛朝大僧正により、940(天慶3)年に開山。御本尊の不動明王の前で護摩木を焚いて祈祷する「御護摩」は今でも毎日早朝から行われており、〝成田山は御護摩〟といわれるほど有名だ。また、江戸時代には歌舞伎の初代市川團十郎が成田山の不動明王を信仰し、「成田屋」の屋号を名乗ったことから、広く庶民に浸透。各地から参詣者が訪れるようになったといわれている。 境内は江戸時代に建立された5つの重要文化財をはじめ、緑あふれる成田山公園など見どころが満載。今回体験した写経などの体験修行、仏教文化講座や法話を聞く会なども随時開催されており、歴史的建物や豊かな自然を楽しみながら、気軽に仏教に触れることができる。駅から総門まで続く江戸情緒あふれる表参道も、一見の価値あり。まずは足を運んでみてはいかがだろう。