第十回 「一年の計は新年のお墓詣りにあり」月イチ連載「村田雄麻の終活コラム」

第十回 「一年の計は新年のお墓詣りにあり」

川崎清風霊園の村田雄麻がタブーなしで終活や葬儀、供養について斬る込む終活コラムです。


 お正月は、お彼岸やお盆と異なり、仏教上では供養をする時期と特に定められてはいません。しかし、檀家としてお寺との付き合いの深い家や地方の場合は、お寺への年始の挨拶とともに先祖のお墓参りもごく当たり前に行われています。
 お正月は家族や親せきが集まる機会でもありますので、せっかくならばみんな揃って先祖に新年の挨拶に向かう、もしくは今年の抱負を祖先に誓うっていうのは年始ならではの過ごし方かもしれませんね。
 又、春・秋のお彼岸とは違って真冬のキリっとした空気の中でのお墓参りは思わず背筋が伸びる厳かな雰囲気があり、一年の振り返りにも、新年の抱負を誓うのにもふさわしい場になります。正に「一年の計は新年のお墓詣りにあり」です。
しかし、そんなお正月のお墓詣りにも事前に知っておきたい事柄があります。
 
 
■「ついで参り」は控えるべきという考えがあります
 
「ついで参り」とは、他の予定と一緒にお墓やお寺、神社などにお参りする行為です。ついではご先祖様や仏様、神様に対して失礼な行為だから控えるべきとの考えがあります。ご家族やご親戚、地域によっては、初詣と一緒にお墓参りをすることを嫌がる人もいるかもしれないので気を付けたいところです。
 
■早めの時間にお詣りを、できれば午前中に
 
年始のお詣りは日の短さを考慮してください。例えば2022年川崎市の元旦の日の入りは16:39ですので午前9時頃から午後3時頃までに行うのが良いでしょう。日が出ていれば防寒にもなりますし。
できれば午前中が良いかもしれません。古くから何かの用事や楽しみを優先するのではなく先祖の事を優先して考えるべきとの考えがあるからです。
 
■墓地・霊園の中には3が日は管理事務所が閉まっているところも
 
墓地・霊園は年末年始も開いているところもありますが、中には3が日は管理事務所が閉まっているところもあります。墓地・霊園の中には入れてもお花や線香が事務所で購入できない場合もありますので事前確認や準備が必要です。
ちなみに私の勤める川崎清風霊園は12月・1月は開門時間9:00〜閉門時間16:30で年末年始も開園しています。管理事務所も開いており、12/30日より数量限定ですがお花もお線香も販売しています。
 
次回は「時代によって変わるお墓選びのポイント」をお届けします。
 
 
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