(株)武蔵浦和会館
葬送空間 はるか
家族葬に特化した専用式場。和室を備えたこだわりの空間で、日本古来の風習と送る人の弔いの心を重視した、オンリーワンの家族葬を実現する。
埼玉県さいたま市南区白幡5-4-16
TEL:0120-03-0653
HP:http://www.sougisha.co.jp/
家族葬専用のこだわりの空間で行う「感動葬儀」でファンを獲得
「家族葬」という言葉は一般的に知られるようになったが、では、家族葬の定義とは何か。武蔵浦和会館が運営する家族葬に特化した「葬送空間はるか」は、独自の家族葬を展開し好評だ。
さいたま市の武蔵浦和会館が運営する「葬送空間はるか」は、家族葬専用式場。洋風のホテルライクな葬儀式場が増えるなか、「はるか」はあえて和室をつくり、シンプルなオリジナル祭壇を採用。納棺の儀などの昔ながらの葬送スタイルを再現している。「家族葬とは弔いの原点である、というのが私の考えです。義理ではなく、故人をよく知る人たちが心から弔い、送る。それにはホテル並みの豪華な式場ではなく、ゆっくりと時間をかけて送れる空間があればいいと思うのです」と、代表取締役社長の中島康夫さん。和室を中心とした空間は故人との距離が近い。久しぶりに会った親族と夜通し酒を酌み交わしたり、布団を並べて語り明かしたり。スタンダードなプランでも納棺師がつき、故人とふれあい、心を込めて弔えるのも魅力だ。
同社では、スタッフ全員が葬儀に関わる〝全員葬儀〟が基本。同社の家族葬にマニュアルはない。打ち合わせにはできる限り男女2人のペアで対応し、それぞれが感じ、気づいたこと、考えたことをミーティングで報告し、全員でオリジナルの葬儀をつくり上げていく。故人やその家族の思いをどのように感じ取り、どういう葬儀を提案できるか。毎回、社員ひとりひとりの感性が試される。「それが、当社が目指す『感動葬儀』の原点です。不謹慎かもしれませんが、担当者が心の底からお葬式を好きになり、葬祭業に情熱を持って臨まないと、お客さまにも感動していただける葬儀にはならないと思うのです」と中島さんはいう。
そんな情熱を持った社員による〝感動葬儀〟はリピーターを増やし、口コミで地元に評判も広まった。「葬送空間はるか」は家族葬専用の小さな葬儀式場だからこそ、地元とのつながりを重視する。会員制度「はるかメンバーズ」はいわばファンの集まりで、会員が気軽に集う「待つ友サロン」や終活セミナー「友引塾」などを開催。一般的な葬儀社の会員制度と異なるのは、地域の介護会社やNPOなどとも協力して生活支援を行っている点だ。「地域に役立つ葬儀社でありたい。そのために情報誌などを発行し、地元の方々と常につながりを持っていきたいと考えています」(中島さん)
終活フェアも大好評!
会員の気軽な集いである「待つ友サロン」、6回シリーズで介護や相続などのセミナーを行う「友引塾」に加え、誰もが参加できる「終活入門フェア」も開催。話題の「ロコモ」に関する講座やエンディングノート、整理術セミナー、入棺体験コーナーなどが用意され、多くの参加者で賑わった。
葬儀だけでなく日頃からのお付き合いを大切にしたい
古屋 尚美さん
父の葬儀をこの葬儀社で経験し、マニュアル化されていない、心温まるお葬式に感動したのが入社のきっかけです。葬儀の仕事は素人でしたが、以前は会社の受付をしていたので、人の顔を覚えるのは得意。人との出会いが大好きです。今は、おもにお客様相談室と会員制度「はるかメンバーズ」を担当。会員の皆さまとは日頃からのお付き合いを大切にしたいと思い、手書きのお便り「はるかレター」を通して交流しており、気軽なお茶会「待つ友サロン」も好評です。葬儀社は本来なら人生の最後にご縁がある場所ですが、生きている間も応援したい。葬儀のことだけでなく、何かあったら気軽に相談できる窓口でありたいと思っています。
担当したお客さまに「はるか」のファンになって欲しい
小杉 英介さん
仕事を始めた当初はお客さまの反応ばかりが気になり、ミスをするのが怖くて緊張の連続でした。でも、失敗を恐れてばかりでは、お客さまに感動して頂くご葬儀はできません。そこで、まずは少しでも自分に興味を持ってもらい、自分を好きになってもらうことに心がけました。そのようにお客さまと接すると、失敗を考えるのでなく、お客さまに喜んでいただきたいと、自然に体が動くようになりました。 私は「はるか」が大好きなので、まずは最初のキッカケとして、担当したお客さまに少しでも自分に興味を持ってもらい、その後もっと会社を知っていただき、「はるか」のファンになって貰えたらいいなと思っております。