【“終活”トリビア】火葬炉は19世紀の欧州で生まれ、先に普及したのは日本

火葬場は18世紀後半に墓地問題が深刻化したヨーロッパで運営が始まったが、キリスト教の価値観に基づく抵抗感から長らく普及しなかった。そこに明治政府の使節団が訪れ、先進的な火葬炉の技術を日本に持ち帰ったところ、世界に先んじて順調に普及していった。

「日本はこの身で復活するという概念がなかったので、すんなり火葬が選択できたようです。それでも当時の火葬率は1900年頃で3割弱でしたが」

2013年度の政府統計によると、現在の日本の火葬率は99.9%超。もちろん世界一だ。

日刊SPA  2015/02/14     取材・文/長谷川大祐(本誌) 古田雄介

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