福昌寺・飯沼康祐の 旬をいただく精進ごはん
蕪の葉のスパゲッティ
蕪の葉の爽やかな風味に
味噌とごまのコクが加わり
まるでジェノベーゼ!
材料(2人分)
- スパゲッティ 160g
- 蕪の皮 2コ分
- マッシュルーム 4コ
- <蕪の葉ソース> 大さじ6
- たっぷりのお湯でスパゲッティを茹でる。
- 蕪の皮、マッシュルームは薄く切り、オリーブオイル(大さじ2)を熱したフライパンでしんなりするまで炒める。
- 塩(小さじ1/2)をふり、スパゲッティの茹で汁(90ml)を加えて、少しとろみがつくまで炒め煮にする。
- 3に<蕪の葉ソース>を加えてなじませる。茹で上がったスパゲッティを入れて手早く合えたら器に盛りつける。
<蕪の葉ソース>
材料(作りやすい量)- 蕪の葉 2コ分
- A
練りごま 大さじ1
味噌 大さじ1
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ2
- 蕪の葉をざく切りにして茹でる。
- 茹でた蕪の葉、茹で汁(90ml)をミキサーに移す。Aを加え、なめらかになるまで撹拌する。
舞茸のポタージュ
たっぷりの舞茸と
豆乳のヘルシーポタージュ
寒い日の朝食や夜食にも最適
材料(2人分)
- 舞茸 1パック
- 豆乳 180mll
- パセリ(みじん切り) 少々
- エクストラバージンオリーブオイル 少々
- フライパンにオリーブオイル(大さじ1)、ほぐした舞茸を入れて火にかけ、塩(少々)をふって炒める。
- 水(180ml)を加えて軽く煮る。ミキサーに移し、なめらかになるまで撹拌する。
- 2を鍋に移し、豆乳を加えて火にかける。塩で味をととのえ、沸騰直前で火を止める。
- 器によそい、パセリをのせてエクストラバージンオリーブオイルをたらす。
ミラノ風カツレツ風 パセリのグリル添え トマトとバジルのケッカソース
表面をカリッと仕上げる
強力粉が決め手!
スタミナをつけたい日の献立に
材料(2人分)
- 大和芋 150g
- A
木綿豆腐 300g
強力粉(または片栗粉) 大さじ2
塩 小さじ1/2
パセリ(みじん切り) 大さじ1
レモン 適量
- 大和芋は皮をよく洗い、皮付きのまますりおろす。
- Aを加えて手でよく混ぜる。ハンバーグのように成形して、油を多めに敷いたフライパンで揚げ焼きにする。手に少量の水をつけると成形しやすい。
*大和芋は手がかゆくなりやすいので調理用のビニール手袋があると便利。 - 両面キツネ色にカリッと揚がったら、器に盛る。<パセリのグリル>と<トマトとバジルのケッカソース>、レモンを添える。
<パセリのグリル>
材料(2人分)- パセリ 1束
- 強力粉 適量
- B
レモン汁 小さじ1
エクストラバージンオリーブオイル 小さじ1
- パセリに強力粉をまぶし、オリーブオイル(大さじ1)を熱したフライパンで焼く。あまり動かさずに、途中返しながら両面焼いて塩(少々)をふり、Bを加えて軽く合える。
<トマトとバジルのケッカソース>
材料(2人分)- トマト 1/2コ
- バジル 2~3枝
- A
レモン汁 大さじ1
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ2
塩 少々
- トマトは5㎜角に、バジルは粗く刻み、Aを加えて合える。
蕪のカルパッチョ仕立て
蕪の即席漬けを
バルサミコ酢を利かせて
おしゃれな一皿に
材料(2人分)
- 皮をむいた蕪 2コ
- 昆布(7×7㎝程度) 2切れ
- A
パセリのみじん切り 大さじ1
エクストラバージンオリーブオイル 適量
バルサミコ酢 適量
- 厚さ1㎜にスライスした蕪を、塩(少々)、エクストラバージンオリーブオイル(小さじ1)、昆布と一緒に揉んで、冷蔵庫に30~40分置く。
- 器に蕪を並べ、昆布を細切りにして散らし、Aをかける。
2月のレシピへ(如月 節分の一汁三菜)
3月のレシピへ(弥生 桃の節句のパーティー料理)
4月のレシピへ(卯月 花まつりのお祝い御膳)
5月のレシピへ(皐月 筍と旬菜の味わい膳)
6月のレシピへ(水無月 イタリアン精進料理 初夏のパスタ膳)
7月のレシピへ(文月 精進鰻の蒲焼き丼御膳)
8月のレシピへ(葉月 地獄そうめんランチ)
9月のレシピへ(長月 十五夜のお月見パーティー)
10月のレシピへ(神無月 食欲の秋の精進カレー膳)
精進料理会レポート「料理僧三人衆食事会 ~食べる仏教 味わう命~」
飯沼康祐(いいぬま・こうゆう)
天台宗福昌寺副住職。1982年川崎市生まれ。19歳の夏に比叡山延暦寺で出家得度。大正大学在学中に食を通じた布教に興味を持つ。卒業後、都内飲食店で料理修業をしながら調理師免許取得。現在お寺を中心に各 地で精進料理会を開催。主な活動として「坐りびと・旬粥」(まちのお寺の学校)、「時をみる会」など。また「料理僧三人衆」のひとりとして、「ダライ・ラマ法王と若手宗教者100人の対話」などでも料理をふるまう。